毎日の食事でできる虫歯予防。カギは身近な「大豆」にありました!

こんにちは! 鹿児島中央駅近くの歯医者「尾立歯科」の歯科衛生士、土田です♪
「毎日しっかり歯磨きしているのに、虫歯にならないか心配…」 「子どもの歯のために、何かできることはないかな?」
歯の健康を守るため、歯ブラシやフロスを頑張っている方はたくさんいらっしゃると思います。その素晴らしい習慣にプラスして、実は毎日の「食事」も虫歯予防の強い味方になることをご存知でしたか?
今回は、私たちの食卓に欠かせない、ある身近な食材が持つ嬉しいパワーについてご紹介します。
■虫歯菌が苦手なものって?注目の成分「グリシン」
お口の中にいる虫歯菌の代表格「ミュータンス菌」。この菌は、糖分をエサにして酸を作り出し、歯を溶かすことで虫歯を発生させます。
ところが研究によって、このミュータンス菌が「グリシン」というアミノ酸に出会うと、その活動が弱まることがわかってきました。
グリシンは、私たちの体の中でも作られているアミノ酸の一種です。健康をサポートする大切な栄養素として知られていますが、実は虫歯菌の活動を抑える働きも期待されている、注目の成分なのです。
■グリシンが豊富!日本の食卓の味方「大豆製品」
では、その「グリシン」を毎日の食事で手軽に摂るにはどうしたら良いのでしょうか?
そこでおすすめしたいのが、私たち日本人にとって非常になじみ深い「大豆」です。
大豆にはグリシンが豊富に含まれており、大豆から作られる食品はたくさんありますよね。
- お味噌汁(鹿児島ならではの麦味噌もいいですね!)
- 納豆
- お豆腐
- 豆乳
例えば、いつものお味噌汁を具沢山にしたり、冷奴を一品加えたり、豆乳を使ったスープを作ってみたり。ほんの少し意識するだけで、毎日の食卓に無理なく大豆製品を取り入れることができそうですよね。
■食事とセルフケアの両輪で、虫歯に負けないお口へ
もちろん、「大豆製品を食べていれば絶対に虫歯にならない」というわけではありません。大切なのは、いくつかのポイントを組み合わせることです。
大豆のパワーを借りながら、虫歯になりにくい口内環境を育てるために、以下の3つの食習慣もぜひ意識してみてください。
- ポイント①:甘いものは時間を決めて おやつやジュースは、時間を決め、だらだらと食べたり飲んだりするのを避けるだけで、お口への負担がぐっと減ります。
- ポイント②:よく噛んで食べる よく噛むと、お口の中を洗い流してくれる「唾液」がたくさん出ます。唾液は、虫歯菌が作り出した酸を中和してくれる働きもあるんですよ。
- ポイント③:食べた後は歯磨きを 何よりも基本となるのが、食後の歯磨きです。食べかすや歯垢(プラーク)をしっかり取り除き、虫歯菌のエサをなくしてあげましょう。
毎日の食事で少しだけお口の健康を意識すること。そして、丁寧な歯磨きを続けること。この両輪で、ご自身の、そしてご家族の大切な歯を守っていきましょう。
尾立歯科では、お一人おひとりのお口の状態やライフスタイルに合わせた予防ケアのご提案も行っています。食事のことや歯磨きのことで気になることがあれば、どうぞお気軽に私たちに声をかけてくださいね。
尾立歯科医院
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