こんにちは、歯科衛生士の古川です。
今回は、インプラントと定期検診の重要性についてお話します。

インプラントは天然歯とは違い、あまりトラブルが起こりにくいと思われている方もいると思います。しかし、インプラントも歯科医院によるメンテナンスをしなかったり、歯磨きの状態が悪くなることによって「インプラント周囲炎」というトラブルをおこす可能性があります。

インプラント周囲炎の特徴は、痛みを伴いにくいので自覚症状が現れにくく、インプラントを支える骨に細菌が感染し炎症が起きると歯肉が腫れ、出血、さらに進行すると膿が出てきます。さらにインプラントを支える骨の破壊が始まると、歯肉が下がり重度になるとぐらつきがみられます。
　

定期検診では歯のクリーニングをするだけでなく歯茎の状態のチェック、噛み合わせ、出血や腫れ、排膿の有無などを確認し、必要があればレントゲンを撮影することによって、インプラントにトラブルがあっても初期段階で気づくことができ、大きなトラブルが起こりにくくなります。

また、インプラントだけではなくご自身の残っている歯を長持ちさせるためには定期的な歯科医院よるメインテナンスがとても大切です。痛みなどの症状が起こる前に半年から一年を目安に定期検診を心掛けてください。

尾立歯科医院
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