歯の詰め物が取れた!その時どうする?やってはいけないNG行動とは

こんにちは! 鹿児島中央駅近くの歯医者「尾立歯科」の歯科衛生士、石川です。
食事中に「ガリッ」という嫌な感触…。鏡を見てみたら、歯の詰め物や銀歯がポロッと取れてしまっていた! そんな経験、ありませんか?
突然のトラブルに「どうしよう!」と焦ってしまいますよね。 今回は、そんな万が一の時に備えて、詰め物が取れた時の正しい対処法と、慌ててやってしまいがちなNG行動について解説します。
■まずやるべきこと!2つのポイント
詰め物が取れてしまったら、まずは落ち着いて以下の2つを行ってください。
ポイント①:取れた詰め物は、捨てずに保管! 「もう使えないだろう」と捨ててしまうのは待ってください! 詰め物の状態や歯の状況によっては、消毒してそのまま付け直せる場合があります。治療がスムーズに進む可能性があるので、小さな袋やプラスチックケースなどに入れて、大切に保管し、受診時に忘れずにお持ちください。
ポイント②:できるだけ早く歯医者に連絡を 詰め物が取れた歯は、いわば”無防備”な状態です。そのまま放置すると、こんなリスクがあります。
- 象牙質が露出し、しみたり痛みが出たりする
- むき出しになった部分から虫歯が進行してしまう
- 食べ物が当たって歯が欠けたり、割れたりする
大きなトラブルにつながる前に、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。
■慌ててやらないで!2つのNG行動
焦っていると、ついやってしまいがちな行動が、かえってお口の状態を悪化させてしまうこともあります。
NG行動①:取れた歯で硬いものを噛む 詰め物で保護されていない歯は、とても脆く、普段通りの力で噛んだだけでも欠けたり割れたりする危険があります。治療が終わるまでは、なるべくその歯で硬いものを噛むのは避け、反対側の歯で食事をするように意識しましょう。
NG行動②:自分で接着剤で付けようとする 「少しの間だけなら…」と、市販の瞬間接着剤などで付けようとするのは絶対にやめてください。 市販の接着剤は、歯や歯ぐきに有害なだけでなく、うまく付かずに噛み合わせがズレてしまい、後々の治療がより複雑になってしまう原因になります。
■もし、詰め物を飲み込んでしまったら?
「取れた詰め物が見当たらない…もしかして飲み込んだかも?」 そんな時も、まずは落ち着いてください。
多くの場合、小さな詰め物は数日のうちに食べ物と一緒に便として自然に排泄されるため、体に害はありません。
ただし、万が一、喉に詰まった感じがしたり、激しく咳き込んだり、呼吸が苦しいといった症状がある場合は、気管に入ってしまった可能性が考えられます。その際は、すぐに歯科ではなく、お近くの内科や呼吸器科を受診するようにしてください。
■お困りの際は、我慢せずご相談ください
歯の詰め物が突然取れると、誰でも驚き、不安になりますよね。 そんな時こそ、まずは深呼吸をして、今回お伝えしたことを思い出してください。
尾立歯科では、こうした急な歯のトラブルにも対応しております。鹿児島中央駅の近くですので、お仕事や学校の帰り道にも立ち寄りやすいかと思います。
お困りの際は、「詰め物が取れてしまった」と、まずはお電話で状況をお知らせくださいね。
尾立歯科医院
099-256-3927