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4月12日は「補綴(ほてつ)の日」|被せ物・入れ歯・インプラントの役割と大切なメンテナンス

こんにちは。歯科技工士の山口です。
みなさん、「補綴(ほてつ)の日」をご存じですか?
毎年4月12日は、公益社団法人日本補綴歯科学会が制定した記念日です。語呂合わせで「4(フォー)・10(テン)・2(ツー)=ほてつ」と読むことにちなんでいます。
「補綴(ほてつ)」とは?
補綴とは、失った歯の機能や見た目を補うための人工物のことで、たとえば以下のようなものがあります:
- 被せ物(クラウン)
- ブリッジ
- 入れ歯
- インプラント
これらを作るのが、私たち歯科技工士の役割です。
補綴物は「つけたら終わり」ではありません
補綴物は、治療後も定期的なメンテナンスと日々のケアが大切です。
例えば、同じ場所ばかりで噛む癖があったり、ブラッシングが不十分だったりすると、補綴物のまわりの歯や歯ぐきに負担がかかることがあります。
また、補綴物には使用状況やお手入れの状態によって変化する使用期間の目安※があります。使用環境や清掃状況などにより異なりますが、長く快適に使用するには、定期的なチェックと清掃が欠かせません。
補綴物の平均的な寿命(※目安)
- 保険適用の入れ歯:3~5年
- 保険適用の被せ物:5~7年
- 自費診療のセラミッククラウン:およそ10年
- インプラント:10~15年
補綴物を長く使うために
補綴物は、ご自身の歯と同様に毎日のケアが重要です。
歯ブラシや補助用具を使ったお手入れに加えて、定期的に歯科医院でのチェックを受けることで、補綴物をよりよい状態に保ちやすくなります。
「補綴の日」をきっかけに、ご自身のお口の中を見直してみてはいかがでしょうか?
尾立歯科医院
099-256-3927